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クマンドのバックパッカー日記

クマンドが海外旅行や国際情勢について書くブログ。

イスラエル・パレスチナ旅行[5日目・旧市街編]

5日目の午後からは旧市街へ向かうことにした。

行きと同じように路面電車に乗り旧市街を目指す。

ダマスカス門駅で降り旧市街に入った。

エルサレムユダヤ人の多い西エルサレムパレスチナ人の多い東エルサレムに居住区が分けられている。

 

西エルサレムと東エルサレムの境目ははっきりしていないが、路面電車の市役所駅からダマスカス門駅の間を境目にしているのだと思われる。

市役所駅からダマスカス門駅に移動する途中から雰囲気がアラブ諸国のそれと同じになるからだ。

 

ダマスカス門から旧市街に入り散策する。

ダマスカス門付近は治安が悪く、数日前にも刃物を持ったパレスチナ人の男がイスラエル兵を切りつけ射殺される等の事件が起きている程。

 

居住区の境目がユダヤ人とパレスチナ人の衝突地域になっているのだ。

イスラム教徒地区に入った途端にアラブ諸国のスーク(市場)と同じ雰囲気。

店先に売ってある香辛料の匂いが鼻につく。

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 聖墳墓教会付近を歩いているとジュース屋から声がかかる。

「ウェルカムドリンクだ、無料だよ。」

一応警戒のため値段を聞くもジュース屋は何も言わない。

ここで念押ししなかったのが失敗だった。 自分はそのままオレンジジュースを飲んでしまう。

自分がジュースを飲み終わるとアラブ人は「25シェケル(750円)払え。」と言う。

「さっきウェルカムドリンクだと言っただろジジイ。」と自分が言うと。

アラブ人は「これはスペシャルドリンクだから25シェケル払え」と笑いながら言ってきた。

「嘘つきに払う金なんかない。」と言うとジュース屋は黙って自分を睨みつけ、自分が背を向けると悪態をついてきた。

自分の言ったことすら守れない人間を相手にするから観光客が舐められる。

海外の観光地で日本人は騙しやすいのだろう。よくぼったくりの被害に合っている。

相手が明らかに相場とかけ離れた値段をふっかけてきた場合は相手にしない事だ。

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 聖墳墓教会付近のぼったくりジュース屋。 200mlもない紙コップ入りジュースが750円。

ぼったくり相手とは言え、語気を荒くしてしまった自分を後で反省した。

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 イスラム教徒地区とキリスト教徒地区の境目。 十字架が目印になっている。

聖墳墓教会に入ると観光客が多く、身動きがしにくい。

内部に十字架にかけられたイエス・キリストが息を引き取った場所があり、多くの信者達が群がっている。

中には泣き出す人もおりとても写真がとれる場所ではなかった。

聖墳墓教会カトリックアルメニア正教、コプト正教、ギリシア正教等が共同管理しているため、各派の慣習の違いが見られ興味深い。

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聖墳墓教会の裏側に回るとどこかで見覚えのある垂れ幕がかかっていた。

 

2015年の2月にエジプトのコプト教徒21人が殺害された事件。

ヨルダン軍パイロット殺害事件や日本人人質殺害事件にも関わったイスラム国の犯行だ。

インターネット上で取り上げられ、この時の動画を見た人も多いのではないだろうか。

 

あまりの残忍さでアルカイダから破門されたグループが作ったと言われているイスラム国。

シリア、イラクのみならず、エジプトのシナイ半島パレスチナガザ地区でも活動しているのを知っている人は多くないだろう。


聖墳墓教会の垂れ幕 イスラム国

 

聖墳墓教会を後にし、アルメニア人地区、ユダヤ教徒地区に入る。

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アルメニア人地区とユダヤ教徒地区は整然としている。

賑やかさはないがそれもまたいい。

ユダヤ教の聖地である嘆きの壁に入ると壁の前で祈っているユダヤ教徒達がおかしな動きをしている。

前を向きながら後ずさりする動作が気になって仕方なかったが、聞くと神への敬意を示す行為らしい。


嘆きの壁 2017年 1月25日

神殿の丘と言われているユダヤ教の聖地は現在イスラム教の聖地に取ってかわられている。

岩のドームと言われている場所だ。

岩のどドームへの道は現在動画の右に見える足場から行く他方法がない。

岩のドームへ入場するため大勢の観光客が並んでおり、入場を断念した。

 

旧市街を観光し終えた後、次の目的地オリーブ山へと向かう。

 

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 発掘作業らしきことをしていた。 地下から何かが出てきそうだ。

 

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イスラエルの言う「テロリスト」がいる地域らしい。 テロの報復として住宅が取り壊されているのが分かる。

 

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オリーブ山を撮影。 観光バスが連なっているのが分かる。

 

オリーブ山に着き頂上を目指す。

15分程急斜面を登りきると、旧市街を見渡せる場所に着く。

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 岩のドームがはっきりと見える。 写真の下にはユダヤ人墓地がある。

いい写真が取れて満足した自分はまたダマスカス門へと向かうため進路を変える。

途中、パレスチナ系の住宅地と思われる場所に迷い混み、子供達が5人寄ってきた。

「チャイニーズどうしたの? 困った事が合ったら何でも聞いてよ。」と言ってきた。

※「イブラヒムの所に行くのー?」

「1ドルちょうだいー!!」

元気な子供達が一気に喋ってきて少し騒がしい。

ダマスカス門へ行きたいと言うと、一番年長らしき子が他の子を静止させて咎めた。

「ここを左に曲がって下って行けば着くよ。」と教えてくれた。

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下山した時に使った道。 角度があり、足がつらい。

子供達に礼を言って下山し、ホテルに戻った。

 

6日目に続く。

 

5日目のベストショット。

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そんなに睨みつけないでよ。

 

 

 

※帰国後気になって調べて見ると、オリーブ山で平和活動をしているパレスチナ人のお爺さんの名前でした。 
イブラヒムピースハウスと言う自宅を旅行者に貸し出して、旅行者を泊めているようです。
5日目の時点でイブラヒムピースハウスの存在を知っていればと思いました。